こんにちは。逢坂です。
当サイトの目的は、タイトルにあるとおり、
ビジネスオーナーを輩出していくことにあります。
では、ビジネスオーナーとはいったい何なのか。
今回は、ビジネスオーナーというものについて、
解説していきます。
世の中には頑張ってたくさん働いてもなかなか収入が
増えない人もいれば、ほとんど働いていないのに
たくさんの収入を得ている人がいるのも事実です。
朝から晩まで仕事をしても大きな額を稼いでいるわけでもなく、
毎日毎日忙しくして体までぼろぼろになってしまっている人。
一方で、自由に使える時間をたっぷりと持っていて、
毎月のように旅行に行ったり、趣味の時間を多くとったり
しながらも大きく稼げる人もいます。
この人たちには一体どんな差があるのでしょうか。
それは、収入を得る方法が180度違うということです。
キャッシュフロークワドラントというのを
聞いたことがありますでしょうか。
キャッシュフロークワドラントは、
アメリカの実業家であるロバート・キヨサキ氏が
お金の流れを切り口に(キャッシュフロー)、
働き方を4つにに立て分けたものです(クワンドラント)。
キャッシュフロークワドラントでいちばん大事なことは、
収入の入り方です。
お金を大きく稼ぎ、自由に使える時間を得ることができるか
どうかは、収入の得方に左右されるということです。
それがどういうことなのかについて話を進めていきますね。
～～～目次～～～
キャッシュフロークワドラントとは？
キャッシュフローは「お金の流れ」という意味で、
クワドラントは「4等分」を指し、裕福になるには
E（労働者）→S（自営業者）→B（ビジネスオーナー）→
I（投資家）の順をたどる必要があると言われています。
4つの働き方とは、以下になります。
・E （Employee）：労働者、従業員
・S （Self-Employee）：自営業者
・B （Business-Owner）：ビジネスオーナー
・I （Investor）：投資家
それでは、一つずつみていきましょう。
Ｅ：Employee（労働者、従業員）
「E」は労働者のことで、雇われて働く従業員、
一般的なサラリーマンやOLのことを指します。
従業員とは、会社などに雇われて給料を得るような
収入モデルの人のことを言います。
大手の企業から中小企業まで、町の工場まで、
どこかの会社に雇われて給料を得ている人は全員Eに属します。
従業員は、自分の労働時間を対価として収入を得ています。
例えば1時間働いたら1,000円、1日働いたら10,000円、
1ヶ月働いたら20万円といった形です。
この収入モデルでは、自分一人の労働力を対価としている以上、
自分の労働時間を増やさなければ収入は増えません。
しかし、労働時間を増やすと言っても1日24時間しかありません、
実際に働くことのできる時間は限られていますよね。
自分が働ける労働力以上の収入にはならないため、
収入に明確な限界があります。
そしてなんといっても一日の多くの時間を、
属する組織に拘束されるため、
自由な時間が極端に少ないのが通常です。
好きな時間に働いたり、好きな日に旅行に行ったり、自分がやりたいと
思えるやりがいのあるビジネスをやることはできません。
そしてそれに加えて、様々な生殺与奪の権利は雇う側が握っているため、
人生の主導権を自分で握ることはできません。
たとえば働く時間や異動命令、担当する仕事や関わる上司や部下も、
自分で選ぶことはほとんどできないですよね。
不景気な時代であれば、人件費を削減するという名目で、
急に会社をクビになったりしてしまうこともあるのが実態です。
現在では労働者を守る様々な法整備はされていますが、現実的に
生きていくためには、働く会社に従う必要があるということです。
Ｓ：Self-Employee（自営業者）
「S」は自分自身が雇い主である
自営業者、経営者、起業家を指します。
自営業者とは「自分の事業」を行っている人のことです。
農家や漁師、八百屋や個人商店の経営者など、
個人で何らかのサービスを提供しているような人はSに属します。
自営業者は、自分で仕事そのものや働き方をを選択することが
できるため、人生の主導権を握っていると言えます。
どんなビジネスをどんなお客を相手に行うのか、どんな進め方で
どんなサービスを提供するのか、自分が主体で決めることができます。
ただし、自分の働く時間を対価として収入を得ているという点では、
従業員とあまり変わりはありません。
自分の労働力を対価として収入を得ているため、収入に限界があること、
自由な時間が少ないことも従業員と同じです。
自分が働かなくては収入が入ってこない労働収入型なので、
どうしても自由な時間を確保することは難しくなるのが通常です。
自営業者も基本的には自分が働かなくては収入は発生しません。
自分がどれだけ働くのかで収入が決まっていくため、
収入を多く得ようとすればするほど、
ますます自由な時間は少なくなっていきます。
Ｂ：Business-Owner（ビジネスオーナー）
「B」は自分のビジネスを持つ自由業、お金を生み出す
資産を保持するビジネスオーナーのことを指します。
ビジネスオーナーは、直訳するとビジネスを所有する人のことです。
例えば飲食店やスーパー、美容院など、
そのビジネスの権利を持っている人のことです。
個人で何らかのサービスを提供しているような人はSに属します。
自身の労働時間を提供しているわけではありませんので、
時間の制約はありませんし、働き方も時間の制約に強く縛られる
ことなく決定できるため、人生の主導権を握ることができます。
ビジネスオーナーが出資等をすることでビジネスの基盤を作り、
そのビジネスの権利を所有して従業員を雇う立場になります。
ビジネスで発生するリスクなどは全てオーナーが背負う半面、
そこで発生した利益をビジネスオーナーは得ることができます。
ビジネスオーナーは現場で直接働かずとも自動的に収入が
入ってくる権利収入を持っていることになります。
基本的に現場にはおらず、利益を生み出す仕組みを構築し、
人やシステムに働かせている立場とも言えます。
自分は直接労働時間を提供する必要はないため、
労働力や時間に限界はありません。
そのため、利益を構築できるノウハウさえ手に入れれば、
その仕組みをたくさん作っていくことで、
青天井に収入を増やしていくことができます。
そして必ずしも自分が直接労働時間を提供する必要はないので、
自由な時間をたくさんつくることができます。
そんな自由な時間も自分がワクワクすることや、
新たな自己投資に回していくことで、
さらなる成長も可能になってくるのがビジネスオーナーです。
Ｉ：Investor（投資家）
「I」は、お金そのものから新たなお金を生み出させる投資家のことです。
投資家は、株、不動産、為替（FX）、仮想通貨、債権、商品、将来を見込める
会社などに投資をすることで、利益を得る人たちのことです。
投資家が出資をすることで、そのビジネスに対する権利が発生します。
その出資を元にビジネスが拡大していけば、その分が投資家の収入となります。
基本的には出資をするだけなので、その後の労働などは一切必要なく、
自動的に収入が入ってくるような権利収入型となります。
このような「権利」を沢山増やしていくことで、
収入をどんどん増やしていくことができます。
キャッシュフロークワドラント 金持ち父さんと貧乏父さん
それぞれのESBIで決定的に異なるのは「収入を得る方法」です。
EとSは自分自身が働いた分が収入になる労働収入型であるのに対し、
BとIは自分以外のモノの力を使って収入をえる権利収入型となります。
この違いによって収入にも大きな差が開いていくことになるのです。
労働収入型は最大でも「自分一人の労働力分しか」収入にはなりません。
EとSに属している限り、いつまでたっても収入には限界があり、
自分の自由な時間も得られないのが分かります。
権利収入型は「自分以外のモノの力」を使って収入を得ているので、
収入に限界がありません。BとIに属することができれば、
収入には限界がなく自由な時間も得ることができます。
収入を増やし、同時に自由な時間を得るためには、
BかIになるということが必要となります。
ロバート・キヨサキには二人の父親がいます。
一人は高学歴で教育局長まで務めた実父である貧乏父さん。
もう一人は低学歴ながら
実業家として大成功した親友の父親である金持ち父さんです。
真逆の考え方と生き方をする二人の影響を受けて育った
ロバート・キヨサキは、最終的に親友の父親の生き方を選びます。
金持ち父さんの教えは明快です。
人間の幸福の尺度は、人生の主導権を自分が所有することと、
どれだけ自由な時間を持つかだと教えました。
またそれはBクワドラントかIクワドラントにならなければ、
手に入れることが出来ないことを教えました。
金持ち父さんも若いころは裕福ではなく、
家族を養うために必死に働いていました。
夢を持ち続け、収入の得方を考えながら頑張れば、
学歴がなくても手に入れることができることを
自らの人生で証明したのです。
ロバート・キヨサキは、時間的な余裕と経済的自由を
手に入れることが人生の最終目的でありとしています。
キャッシュフロー・クワドラントが訴えかけるのは、
自分がいなくてもビジネスが回る仕組みの構築の提唱です。
収入形態を、自分自身が働いて得る「労働収入」から、
他人やシステムを働かせて得る「権利収入」となる仕組みに
移行することが重要です。
そうしなければ、私たちはいつまで経っても裕福にはなれず、
自由な時間も得ることはできないことを知る必要があります。
キャッシュフロークワドラント 何を学ぶべきか
雇われて働く従業員、一般的なサラリーマンやOLである
「E：労働者」である限り永遠に裕福になることはできません。
なぜなら、生きていくためには一瞬なりともお休みをする
ことはできず、働き続けなければならないからです。
しかもどんなに一生懸命働き続けても楽になることはないため、
そのループから抜け出せない状態をたとえて、
「ラットレース」とも呼ばれたりします。
そんな状況から抜け出すには、まずは起業をして自分の
力で稼ぐことでのできる自営業者になる必要があります。
初心者でも気兼ねなく取り組むことができるのが、
ネットビジネスの最大の特徴でもあります。
ただし、ネットビジネスを初めたとしても、「S：自営業」だけに
留まっていては、本当の自由を得ることはできないということです。
なぜなら、「S：自営業者」も自分自身を雇い主とする
労働者であって、労働＝お金の世界にあるからです。
本当の自由を求めてネットビジネスを始めたにも関わらず、
相変わらず労働に追われ続け、ともすればサラリーマンや
OL以上に忙しくなってしまう人もたくさんいます。
いつまでも労働＝お金のビジネスモデル、つまり労働を辞めた
とたんに即収入が途絶えてしまうようなビジネスモデルに
永続的に頼ってしまってはいけないということです。
私たちが目指すべきものは、「S：自営業者」に留まらず、
「B：ビジネスオーナー」を目指すべきだということです。
ここを履き違えてしまうと、せっかく本当の自由を求めて
飛び込んだネットビジネスの世界においてまで、
サラリーマンと同じように労働や時間に追われて
しまうことになり、まったく本末転倒になってしまいます。
ネットビジネスに挑戦するからには、今以上に収入を得て
経済的に豊かになると同時に、時間的なゆとりや精神的な
豊かさも視野にいれておく必要があります。
キャッシュフロークワドラントの話を頭に入れて、
「E：労働者」→「S：自営業者」→「B：ビジネスオーナー」まで
一気に駆け上がることを目指すようにしましょう。
金額としての高収入を得ることと自由を得るということは、
実はまったく相反するということです。
学校では教えない「キャッシュフロークワドラント」の考え方は、
人生に大きな影響を与えるものです。
自由な時間をもつ豊かな人生を送るためには、収入の得方という
根本的な部分にメスを入れる必要があるということです。
この考え方に気づくかどうかが大きな別れ目になります。
豊かな人生を手に入れるための参考になりましたら幸いです。
